恐怖症、克服しますっ!



「はい」

曲が止まった。

手を伸ばして、七瀬さんからスマホを返してもらう。

顔を上げずにスマホを受け取る私に、七瀬さんはひと言。


「ダンス、最高だった」

ふえっ!?

意外な言葉に私は思わず顔を上げた。

顔を上げると、目の前には七瀬さんの素敵過ぎる笑顔。


「ダンス、上手じゃん」

七瀬さんは言葉を止めない。


「私とダンス踊らない?」

「ええっ!?」