いつの間にか完成していたクラス店の看板。 私は、その看板と道具を片付けて、自分の席へ戻る。 引き出しの中から、ミスコン、ミスターコンの投票用紙を取り出す。 私は、投票しないで期限切れを待とう、と思っていたから、投票用紙はぐしゃっとつぶれていた。 その紙は、まるで私の心のようで。 私はつぶされていた投票用紙を、手で広げる。 『ミスターコン』 その名前記入の場所に大きく書いた。 はみ出してしまうくらい。 とても大きく。 『一条 悠馬』 と。