その考えは、選ばれない人がひがんでいる、と言われたらそれはそれでおしまいになる。
それでも、私は誰か1人を決めたくない。
ミスコン・ミスターコンは成績の順位みたいに明確化されていないから。
投票しなきゃいけないのは分かっているけれど。
複雑。
うん。
複雑。
「いたっ」
小さく声を上げた。
看板用のエプロンを縫っていたが、その針で指を刺してしまったみたいだ。
考え事をしていたからかな。
普段はこんな失敗しないのに。
幸い、出血はしていなくて、作業は続行できそうだ。
続きを始めようとした瞬間。
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