「ネックレスとか……?」 一条くんは、少し考えるような様子のあと、私の顔を覗き込んだ。 「俺に作って、って言ったら。……作ってくれる?」 「……え?」 「ネックレス」 私が一条くんに? ネックレスを? 作りたい! と気持ちが先走る前に、私なんかが本当に作ってもいいのか、と思う。 「俺、文化祭2日目が誕生日なんだよね。葉山さんに作ってもらえると嬉しい」 「そうなの!?」 驚いた。 文化祭2日目が、一条くんの誕生日なのか……。 確か、7月6日が文化祭2日目だったよね。