「何すればいい?」
「あ、えっと……。一緒に、色塗りを」
言いかけて止める。
色塗りは、9割くらい終わっているんだった。
あとは、飾り付けをしようかな、と思っていたんだけれど。
一条くんが不思議そうに首をかしげている。
「あの、布とか使って、看板を飾ろうと思っていて」
「布?」
「私、手芸が好きだから、こんな風に」
ルーズリーフに手書きした、看板の完成図。
完成図には、女の子と男の子のイラスト。
メイドと執事をイメージしていて。
それぞれの洋服部分は、布で作る。
布で作ったメイド服と執事の燕尾服は、ダンボールに描かれたイラストに貼り付ける。
完成したら洋服が飛び出して見える。
立体的な看板が出来る……という、私の完全な自己満足。



