恐怖症、克服しますっ!




「私のこと、分かる?」



校舎裏に着いたと同時に、質問される。


ストレートな長い髪の毛。

私より高い身長。

スラリと長い脚。

いわゆる、『美人』と呼ばれる部類に入るだろう。


だけど、人が苦手な私は、目の前にいる女の子を知らなかった。



「分からないです」



正直に答えた。



「私、隣のクラスの白鳥 真奈美」


自己紹介をされたので、私も慌てて自己紹介をする。



「2年3組の葉山 美桜です」

「知ってる」



そうだよね。

さっき、私の名前を呼ばれたんだから。