「打撲ね……。どこにぶつけたの?」
「それは……っ」
突き飛ばされて机か椅子にぶつかりました、とは言えない。
しかも、一条くんの前で。
あの女の子たちには、「黙っておく」と言ったようなものだ。
軽々しく、言うことは出来ない。
私が返事に困っていると、先生は何かを察してくれたのか、
「しばらく冷やしておきなさい。その足じゃ、教室に戻れないと思うから、保健室のベッドを使っていいわよ」
「……ありがとうございます」
「私、これから会議があるから、しばらく留守にするから」
と言って、先生は保健室を出て行く。



