お姫様抱っこしてもらっているから、自然と顔が近くなる。 恥ずかしさのあまり、一条くんの顔を見ることが出来ない。 一条くんのブレザーの胸元の部分に、再び顔をうずめた。 そんな私に話しかけてくれる穏やかな声。 一定のリズムを刻んでいる足音。 少し早い心臓の音。 ドキドキと心地よさが混じり合って不思議な感覚。