恐怖症、克服しますっ!




一条くんは、私の嘘を見破るように、静かに私の足に触れた。


「ごめんね。ちょっと、靴下……下げるね」


そう言って、一条くんは、私の黒いハイソックスをゆっくり下ろしていく。

不覚にも私はドキドキしながら、その姿を見ていた。



「っ……!」



靴下が左足首にすれた瞬間、再び激痛が襲う。

一条くんも、その痛みに気がついたようで、優しく扱ってくれるけど、痛みを我慢することは出来なかった。


私は痛みをこらえるように、ぎゅっと目を瞑る。


靴下が脱がされ、左足に空気が当たる。



「……っ! 葉山さん、保健室に行こう」



私が頷く前に、ふわっと体が浮く。