膝に頭をうずめる。 通りすがる生徒に、涙でいっぱいの顔を見られないように。 なのに。 どうして、君は。 いつも私を助けてくれるの? ふわっと、触れる温もり。 「葉山さん」 どうして、君は、私を抱きしめてくれるんだろう。 私は抱きしめられた温かさで、再び大粒の涙を流した。 抱きしめられる力が強くなる。 弱いところを見せちゃいけない。 心配かけたくない。 そう思うのに。