「そういえば、」
千夏が口を開く。
「文化祭、もうすぐだね」
文化祭……?
まだ5月にもなっていないよ?
私と葵は、顔を見合わせる。
どうやら、葵も同じことを思ったようだ。
「文化祭準備。そろそろしないと、間に合わない」
「千夏……? まだ、南先生も文化祭の話は出していないよ?」
私が言うと千夏は驚いた顔をする。
「美桜、なに呑気なこと言ってるの」
の、のんき……?
千夏が早いだけじゃないのかな。
それだけ楽しみにしている……とか?
私は首を傾げる。
千夏は、そんな私の肩をガシッと掴んで言った。



