だって。 もし、私が居なかったら。 葵は、もっと色んな人と友達になって。 恋愛もして。 葵の笑顔で、みんなが元気になって。 もっと、楽しい学校生活を送れていたと思う。 「私が居なかったら、葵は……。もっと、自由だったと思う」 「……」 「だけど、私には葵が必要なの」 涙がこぼれた。 それは。 葵が私を守ってくれるから、とかではなく。 純粋に。 「私にとって、葵は! 幼馴染だけど、親友で、」 涙を止めることを忘れて、言葉を続けた。 「誰よりも幸せになって欲しい人……なの」