私は、お昼休みの後、屋上へ行った。
風に当たりたかった。
「はあ」
大きなため息をつく。
教室に居たくない。
独りぼっちだし、クラスメイトの視線も冷ややかだし。
お弁当を食べていた時に、クラスの女子が悪口を言っているのが聞こえたんだ。
『一条くんが少し構ってくれているからって、調子乗りすぎ』
『佐伯くんと仲良さそうにしているけど、絶対裏で何かしてるでしょ』
『可愛くもないくせに』
『水野さんも可哀想だよねー』
私の悪口を言われるのは、まだ我慢できる。
だけど、一条くんや佐伯くん、葵のことを悪く言っているのを聞くのは嫌だった。
何も出来ない自分が1番嫌なんだけど……。



