恐怖症、克服しますっ!



なんだか、佐伯くんが可哀想になってきて……というより、ワンコに見えてきた。


私は気がついたら、佐伯くんの頭をよしよししていた。



「葉山さんっ!?」

「美桜ちゃん……っ!」



気付いたら既に時遅し。


私たちは、クラス中の注目を浴びることになっていた。


慌てて、手を引っ込める。

「じゅ、授業の! 準備! してくるっ!」



私は視線に耐えながら、自分の席についた。