「そうだっ! 美桜ちゃんっ!」 「はいっ!?」 急に名前を呼ばれてびっくりする。 「俺がさっき言ったこと覚えてる!?」 「さっき……?」 さっき、っていつのことだろう。 どこまでが、さっき? 私が首をかしげていると、佐伯くんはセットされた髪型をくしゃくしゃとしながら、再び叫んだ。 「俺、美桜ちゃんに一目惚れしてるの!」 「えっ」 「小学校の頃からずっと! 好きだったの!」 中学の時も忘れられなかった。 高校に入学して私を見つけた時はびっくりした、と教えてくれた。