シャワーを浴びて、パジャマ姿でリビングに戻る。



脱いだスーツをハンガーにかけて、ソファーに座ってテレビを見ている真矢くんにチラと視線を向けた。



…真矢くん、制服のままだ。



学校帰りにそのまま来たのかな?



でも、こんな時間まで家に帰ってなかったのなら…



友達と寄り道してたとか…?



友達って…昨日の女の子とか…。



いやいや、普通に男の子かもしれないし!



成也くんって子は、ずいぶん真矢くんと仲良さそうだったし…



って、何考えてるんだろう、私。



たとえ真矢くんが女の子といても、



友達よりも大事な女の子がいたとしても…私には関係のないこと。



モヤモヤする資格なんて、ないんだってば。