離れないで。

「よし、寝よ。」

「あの…二ノ宮さん。」

「どうしたの?」

「あの…。俺、普段床で寝てるから…ベッド初めてで…」

「…床ですって?そう。寝れそう?」

「うん、こんなに眠くなるのは初めて。いつもは1時間とかしか寝れないから…」

普段、どれだけ酷い環境下にいるかが垣間見えるわ。床ですって?どんな親よ…

「誰かと一緒に寝るの何年ぶりだろ…。懐かしいな…」

少し目がトロンとしてきた。少し可愛い…

「っ、」

何を考えているのよ私!

「寝よ?明日も学校。」

「うん、おやすみ。二ノ宮さん」

「おやすみ、」

゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+
「ん…。」

朝…。何時…。

「4時半……。」

いつもより早いわ…。も少しゴロゴロしようかしら…。

「っ!?」

あ、そうだ。安藤のことを泊めたのだった…。

「…こうして見ると、やっぱり整ってるわね…」

普通だったら見惚れてるわ

「お弁当と朝ごはん作ろ…」

゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+

     (パシャパシャ)

「ふー…。たおる……」

       (ガラッ)

「あー…。何にしよう、朝ごはん」

基本的に食べないからん何を作ればいいかわからないわ…。