田舎娘が大国の皇女様に!?ー皇女の暮らしは毎日刺激的ですー




「皇女様、この前は皇女様と知らず無礼を働いたことお許しください。改めてエヴァン・オルグレン・タイクーンと申します」

「ご丁寧にありがとうございます。あの時のことなら気にしていませんわ」


改めて思ったけれど、整った顔立ちに大人な雰囲気が漂う美男子…。
こんな人を前にしたらときめかない女なんていないわよね。



「なになに〜?2人は会ったことがあるのか!ずるいな〜エヴァン。…あ、皇女様失礼しました。オレはジョシュア・ハーヴァリー・アディンセルです。一応オーフェリアの騎士団にも所属してます。以後お見知り置きを」

「ええ、話は聞いておりますわ。よろしくお願いします。」


彼はエヴァンと違って明るそうな性格をしていそうだ。
仲良くなるならジョシュアの方がなりやすいかも。
特に私は男性に免疫がないから…。



「2人ともどうだ!噂通りの美人な姉様だろ?」

「ちょっとアレクシス…!」


何か余計なことを言わないかヒヤヒヤしてしまう。
初対面なんだから挨拶程度で済ませたかったのに…!
会話なんて今後いくらでもできるでしょう!?
…ああでもこの機会に慣れておくと後々楽かもしれないし…。

なんて2つの感情が私の中で激しくせめぎ合っていた。