一連の話を聞き終えた私は何だか心のモヤモヤが晴れていくような気分になっていた。 だって今の話は… 夏の日にエヴァンと話したあの話にとても似ていた… ううん、絶対に同じ話だから…。 「ラナ!思い出してくれてありがとう。私…何だか分かった気がするわ」 「え、今の話でですか?」 「ええ、とっても大事なことがね」 私は確信をもったままその日は眠りについた。 それは今までで1番長い夜だったかもしれない…。