その後お茶会はつつがなく終了し、各国の招待客を見送り、ようやく肩の荷が下りたところでホッと息をつく。




「さすが私の娘だわ〜。皇女として完璧に振る舞えていたわよ」



そう言って私をギュッとハグしてくれるお母様。

良かった…何とか成功に終わったみたい。



そんなところで私は早速本題に移ろうとお母様の手を取った。
早く話したくてうずうずしていたのだ。
そんな様子の私に疑問の表情で返すお母様。





「実はお母様に大事なお話があって…」





ようやくお茶会が終わった今、私は先程あった話をこと細かく説明する。

するとお母様はとても嬉しそうな表情をして、私をもう1度ハグして、興奮気味に喜んでいた。




「なんて好機なのかしら!実は今回のお茶会でアレックスとアレクシスに見合う王女を探していたのよ。特に皇太子であるアレックスの相手をね。それをシャルロットが見つけてくれるなんて助かったわ!早速いろいろと準備をしなくちゃね。忙しくなるわよ〜!」