一人で聞いていた波の音は、二人で聞くとどこか柔らかさが増す。 登校日の日以降、二回ほど矢島悠斗に誘われてあの海岸へ行った。 三度目の海以降、矢島悠斗からは連絡がなかった。 夏休みはもうすぐ終わる。 あたしには特に部活などがあるわけじゃないので、早めに課題を終わらせたし、夏休みの終盤は本当にだらだらと過ごした。 真実ともたまに会って近況報告なんてものをした。 真実は彼氏と別れたらしい。 特に落ち込んだ様子もなかったので励ますような言葉はかけなかった。