続・闇色のシンデレラ

「え……?」



小指を立てたということは、女性関係?剛さんに!?



「前にアニキの仕事についていったときに、見ちゃったんすよね」

「何を?」

「その……超真っ赤な顔で女性と抱き合う姿を」

「どこで!?」

「繁華街のバーだったんすけど」

「もしかして相手は潤って言う子?」



驚きを隠せない私は、興奮気味で凛に質問を投げかける。



「はい」



すると凛は私の問いにうなづいて見せた。

ちなみに潤ちゃんとは、繁華街のランジェリーショップで働く女子高生のことだ。

あの子は剛に片思い中らしく、いつか実ればと思っていたけれど……。



「よかったね潤ちゃん」

「え?」



しみじみとうなづくと、凛は不思議そうな顔をしている。



「教えてくれてありがとう、凛。これは涼に報告だわ」

「え、あの……」



何はともあれ、詳細を潤ちゃんから聞き出さなくてはならない。

すっかりスイッチの入ったわたしは、彼女と語らうべく帰路に着く。







「剛さんに内緒にしろって言われたんだけど……。
どうしよう、生命の危機を感じる」



後ろで呟く凛の声は、私には届かなかった。