王太子の愛


何も言えなくなった私を見ると

「ふん!連れて行け!」

そう指示を出した。

私は絶望から放心状態になっていて気がついたらオークション会場だと思われる場所まで運び込まれていた。

暗い部屋に運ばれ1番奥に入れられた。

「いい子で待ってろよ
ヒャーヒャヒャヒャ」

私を運んだ男はそう言うと部屋から出て行った。

よく部屋を見渡して見ると私と同じような年の子やもっと小さな子まで私と同じように檻の中に入れられていた。

違う所と言えば彼女たちはボロボロの白い奴隷着を着せられていると言うことだった。