王太子の愛


「ダメ!言わないで!」

「どうして?」

「ほ、ほらレイン様に心配かけてしまうじゃない?対した事ないのに迷惑かけたくないないから〜」

「オルレイン様はきっと迷惑なんて思わないと思うけど……。」

「でも、ほんとに対したことないから。全く寝てない訳じゃないし……。」

半分本当で半分嘘と言った所だろうか…?

「クラウス様がそこまで言うなら黙っておくわ、クマが目立たない化粧をしましょう」

「ありがとう、メラ。ごめんね。」

「謝らないよでよ!私はクラウス様の侍女だもの主人の望まないことはしないわ」