王太子の愛


「そ、そう?普通だよ」

「?」

「さっ!ご飯たべよ!お腹ぺこぺこだよー」

「あっ、うん、今準備するね」

「お願い」

(言えない……。)

メラが準備してくれた夕食を食べていたが不安な気持ちが大きくあまり食事が進まなかった。

「クラウス様?美味しくなかった?」

「え?あっ……ううん!違う!とっても美味しいよ!でも今日はちょっと疲れちゃったみたいであんまり食欲なくて……。」

「あら、そうだったの?じゃあきょうは早めに休みましょ!」

「ありがとう、メラ」

「全然いいよ!」