王太子の愛


何故かレオ様は笑っていて、オルレイン様それを睨みつけていた。

「取り敢えず決定事項だから、またしばらく息苦しい生活になるけど、もう少しだけ協力してもらえる?」

彼は少し困った顔しながらも、決定事項だと言ってきた。

(まぁ牢に入れられたり、拷問されるよりはマシだよね)

「分かりました、よろしくお願いします」

「ありがとう、クラウス」

彼はそう言ってニコリと優しい笑顔を
浮かべた。