王太子の愛


「なるほど」

「分かって頂けましたか?これで私が何も知らないと言うことを……。」

「……。」
「……。」
「……。」

シーンと静まり返っていた。誰も口を開こうとしない。しかし

「じゃあ、団長が護衛役で決まりですね」

「!?」

「レオ、どうゆうこと?」

「だって、今の話が本当なら重要参考人から護衛対象に、変わる訳でしょ?
俺たち、男爵探すので忙しいので、書斎で書類仕事が多い団長が護衛した方がいいんじゃないですか?」