(信じて、いいの?
でも、そう言って私を騙してたら…。)

私は泣きながら顔を横にふるふると震る。

気づいたら彼は私の前までき私の目線に合わせるように片足を床につけてしゃがんだ。
そして私の両手を握りしめた。

「大丈夫。信じて、ね?君のことはおれが護るから」

もう、いいと思った。もしこれが嘘で私を騙しているとだとしても彼が言ってくれたその言葉が私の中でとても大事で、嬉しい言葉だった。

だから、彼を、信じて見ることにした。