王太子の愛


あっという間に朝を迎えいた。

バン!

「さぁ!お嬢さん方!出番でっせ!
ヒャーヒャヒャヒャ!!」

このオークションの支配人らしき男がそう言うと1人、また1人とオークション会場へと運ばれて行った。

(あぁ、ついにこの日がきてしまった。)

外からは色々な声が聞こえてくる。

「おい!急げ!次の商品をステージにあげろ!」

「売れた女はこっちだ!購入者に渡せ」

「助けて!誰か!助けて!」

「うるせー!殺されてーのか!」