瞬は、走って走って、走った。
この時間じゃあ、レイトショーも既に始まっている。
一人で映画を観てるのか?
自分と一緒に、観たいと言っていた映画を。
瞬が入口のドアを開けた。
チケット売り場を素通りして、ホールの入口まで来た。
「お客さん、チケット持ってるの?」
映画館の人に、呼び止められた。
「ああ……なんか、中に忘れちゃったみたいで。」
「それじゃあ、もう一度は入れないよ。」
「そこを何とか……」
「こっちも商売だからね。」
ホントに客商売かっていうくらいに、ツンケンしている。
「チッ!」
舌打ちをして、瞬は別な場所へと移動した。
ホールの中にある、丸い柱を進んだ時だ。
ベンチに座っている、一人の女の子を発見した。
「梨々香だ。」
瞬は、ずっとうつむいている、女の子の前に立った。
女の子は、目の前に現れた人影に、顔を上げた。
「梨々香、見ーっけ。」
「……瞬。」
この時間じゃあ、レイトショーも既に始まっている。
一人で映画を観てるのか?
自分と一緒に、観たいと言っていた映画を。
瞬が入口のドアを開けた。
チケット売り場を素通りして、ホールの入口まで来た。
「お客さん、チケット持ってるの?」
映画館の人に、呼び止められた。
「ああ……なんか、中に忘れちゃったみたいで。」
「それじゃあ、もう一度は入れないよ。」
「そこを何とか……」
「こっちも商売だからね。」
ホントに客商売かっていうくらいに、ツンケンしている。
「チッ!」
舌打ちをして、瞬は別な場所へと移動した。
ホールの中にある、丸い柱を進んだ時だ。
ベンチに座っている、一人の女の子を発見した。
「梨々香だ。」
瞬は、ずっとうつむいている、女の子の前に立った。
女の子は、目の前に現れた人影に、顔を上げた。
「梨々香、見ーっけ。」
「……瞬。」



