。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。


☆旅行最終日!?☆


その夜は皆早く眠りについた。あたしも今日一日色んな事があって疲れてたってのもある。すぐに眠りについた。


朝の目覚ましが鳴るまで爆睡状態だ。


リコもエリナも同じようだったようで、ケータイでセットしたアラームがなってもなかなか起きだしてくるのがしんどい。


重たい瞼を何とか開けて、起き上がり顔を洗いに行こうと洗面所に向かうと


「はぁ!?今から大阪に、ですか?あたしこれから東京に戻るつもりだったのに。それに休暇中だってマネージャーが…」とイチがキッチンでスマホを耳に喚いていた。


隣でキョウスケが


「(鬼)マネージャー?仕事?」とこそっと聞いていて、イチはふるふる首を横に振ると


「事務所の社長。今から大阪で雑誌の撮影だって」と受話口を手で押さえながらぼそぼそ。


「そら行かな」とキョウスケが答えていて


「でも、あたし響輔と車で来たじゃない」


「俺は電車で帰るさかい、大事な仕事やろ?社長直々の電話やなんて」


「……そうだけど…」


え?イチはこれから別行動??ってことは帰りはキョウスケも一緒?


「仕方ないやん。仕事大事なんやろ。しっかりきばりいや」とキョウスケがイチの頭をなでなで。


キョ、キョウスケがイチに優しい!!


「これで少し休める……」とボソッと呟いた言葉は電話を続けているイチには聞こえなかったみたいで…


キョウスケ……ホントにイチのこと好きなんかよ…


通話を終えたイチがため息を吐きながら「あーもぉ」と文句を言いながらフライパンでスクランブルエッグを作っていた。


それはふわふわとろとろで寝起きだって言うのに腹が鳴りそうな程うまそうだった。


「あら、起きたの?」とイチがあたしの存在に気づいて


「あ、はい!すみません、朝食の準備までしてもらったみたいで」


「平気よ。ただみんなの好みがあんまり分からなかったから適当になっちゃったけど」とイチはまだ仕事が入ったことに不満なのかちょっと声のトーンを沈めて今度はスープか何かが入った鍋へと移った。


蓋を開けるとそこからじっくり野菜なんかが煮込まれたこれまたいい香りが漂ってきて。


「早く顔洗って皆を起こしてきて」と言われ


「は、はい!」あたしは慌てて洗面所に向かった。