肌身離さず持っていろ と言われたのに、早速忘れてくるなんて。 刹那様の顔が一瞬浮かび、そして消える。 早く家に帰って、ネックレスがあるか確かめなければならない。 そんな気持ちから、歩く速度が速くなる。 はやく帰らないと… 私の気持ちは焦るばかりだった。 「うまそ~ククッ」 自分を見下し眺める視線にも気づかずに…。