瑠璃が呆れたように聞いてきた。



『だって…はぁ~~』



「また…あっちょっとくりす!!そこ階段…『え?』



勿論、前なんか見てるはずもなく…



『わっ…きゃ』



―ドン
―ゴン



下に誰かがいたらしく…はい。ぶつかったみたいです。



「きゃぁ、くりす、大丈夫……ら君も」



瑠璃の声が遠のいていく。


そこから、私の意識が途絶えた。