「くりすちゃん…何処でそれを?」 『知ってたの?どうして教えてくれなかったの?この痣のことも!!』 「痣…ね。それは、ただの痣ではないのよ?」 お母さんが知っていたなんて… ずっと私に黙ってたんだ。 『そんなこと、知ってる!!これが刻印だってことでしょ?』 そう言うと、お母さんは驚いたように目を見開いた。 「そぅ…じゃあもう…貴方と契約が結べるようなヴァンパィアに会ったのね?」 お母さんは悲しそうな顔をして語りだした。