「もう何年も血を吸っていないからかな。純血でも少しキツイな」 『何故、吸わないのですか?純血の貴方なら、血を下さる方なんて余る程いるでしょうに…』 すると、ライズ様は困ったように眉を下げて「ハハ…」っと渇いた笑みを見せた。 「他の血なんてまずくて飲めない。君のでなければ…」 『あぁ…千華であるくりす様の護人として生まれた私は主人相応の血を持ってますものね…』