「…冗談なんて、信じてくれないなんて悲しいな」



全然、悲しそうな顔じゃないですけどね。



『…血が欲しいのですか?』



「……何故?」



『仕切りに喉を触っていらしたので…それに顔色もあまりよくありませんね』



そう言うと、ライズ様は目を見開き、


「……参ったな」


頭を掻きながら苦笑いを浮かべた。