「千華、くりす。君は知らず無意識に異華を使ってしまったのか」



『はい、そうみたいです』



「まぁ、身の危険を守るためなら仕方ないことだ。早く、刹那にその首に巻いているツルの印を消してもらいなさい」



『はい、魔王様』



はい、ただ今、魔王様が目の前にいます。


何でも“異華”という能力は使ってはならないものらしく。


魔王様直々に話しを聞かされた。