「…だが、もし『刹那様。マリカさんは私を殺す気なんてありませんでした…ねぇ、マリカさん?』



マリカさんに視線を向けると、まだ喉に手をおいたまま息を整えている。



「はっ何を根拠に言っているの?」



『だって……マリカさん、私の刻印がピンクに染まるところが見たかっただけじゃない?』



「………はぁ?」



訝しげに見つめる刹那様を無視してマリカさんを見つめる。