「まさか、あんたがあの能力を使って栄養を蓄えてたなんて」

『…栄養?』


「マリカ!!」



刹那様が低い声でマリカの名を呼んだ。


すると、マリカさんの瞳は恐れの色を宿し揺れた。



「……っ栄養、千華のあんたから言えばね。人間たちは命、生命と呼ぶのかしら?」



『え……』