息苦しさで目を開くと、呆然と刹那様が立っているのが分かった。 「あら、やっとお目覚め?……正しくは、生き返った、と言うべきかしら?」 『………え?』 確かに、今、私が生きているなんておかしい。 だって、私… 刹那様以外のヴァンパイアに血を吸われたもの。