暗闇の中で、ぽつりと一輪だけ花が咲いてある。 私はその花に誘われるように公園に入っていった。 ……薔薇? 薔薇がどうしてこんな場所に? 「あぁ~見い~つけた…こんな甘い香を漂わせてたらすぐ君の場所なんて分かってしまうよ?」 誰…? 目をギラギラさせていて恐い… 『あっ……あなたは…?』 凄く恐怖心を感じ後ずさる。 声も掠れてでない。