「あー、本当にいい匂い。刹那様はよく我慢できるわね。わたくしなら血の一滴ですら残さないのに」 『何を言って……っ』 いきなり、後ろから誰かが抱き着いて来た。 その人の顔は丁度私の首筋にあって。 もしかして……と嫌な予感がして冷や汗が流れる。 「あなたの血は、あなたが死んだ後に一滴残らず吸ってあげるわ………ゴージ、その千華と目を合わせてはダメよ」