花印†blood




「でもっ!!くりすがこんな目に遭ったんだぞ!?…なのに『私は大丈夫。それに、そんなに怒鳴っちゃ駄目だよ。びっくりしちゃった』



私のせいで二人が言い争うなんて嫌だ。



だから……

私は嘘をついた。



本当は怖くて…怖くて。


あんな恐怖を味わったのは初めてで…


全然大丈夫なんかじゃない。