『杉…浦君も?』 「あぁ。…それよりあいつは?あの、ヴァンパイアは…」 「兄様!!これ以上、あの方を侮辱なさると…」 杉浦君の言葉を遮った白羽は、一瞬顔を強張らせ…何かに怯えたような瞳をした。 白羽が何に怯えているのか… それに、杉浦君から“ヴァンパイア”という言葉が出ると思わなかった。