俺のボディガードは陰陽師。


いろいろ…ありがとな。

いろんなモノを護ってくれて。




なずなの可愛い寝顔を見ながら、語るように思わずにはいられない。




(本当に、ありがとう…)



どれだけ感謝を述べても、足りないぐらい。

だからじゃないけど…思わず、肩に乗せられたその小さな頭に、そっとキスをする。

シャンプーの香りがフワッと鼻に入ってきた。



「………」



小さくて可愛い頭に。

キスをしてしまった。

寝ている隙に…!

汚い男だ、俺は…。



ずーんと落ち込んでしまう。

あぁ…何やってんだよ。

バレたらボッコボコだよ…。



自分のしたことに、一段と恥ずかしくなって、なずなの頭に更に自分の頭を乗せてしまう。

そのキスした部分を隠すかのように。

本当に、端から見たら、イチャイチャして寄り添っているようなカタチとなってしまった。

…今のは、俺だけの内緒の秘め事にしようか。



それは、いいとして。



今は、本当に感謝。

俺の可愛い可愛いボディガードに。




本当に、ありがとう。