…翌日。
たくさん寝過ぎたせいか、いつもの時間に起きた割には頭がボーッとする。
下に降りていくと忠晴がいて「学校には連絡しておきますので、本日はお休み下さい」と、部屋に戻るよう促されたので、シャワーに入ってから、また部屋に戻る。
その後、忠晴が部屋に食事を持ってきてくれた。
おかゆなんて食べちゃって、本当に病人だ。
風邪ひいてるワケじゃないのに。ここでも過保護かよ。
体は重いけど。
それから、キャプテンや颯太や美森に、本日休むとLINEで連絡して。
部屋でテレビ見ながらゴロゴロする。
…あ。
そういや、なずなは?
朝起きたときには、すでに部屋にはいなかった。
どこ行ったんだろう。
(………)
ここで、ハッと気付いてしまう。
今、なずながいないことに違和感を覚えてしまった。
や、ヤバい。
俺の生活、なずながいて当たり前になってきている…!
その事に気が付いてしまうと、急にソワソワし出してしまう。
ずっとこんな状態、続くワケじゃないのに…!
その時、ノックもなくドアがガバッと開いた。
「伶士!一緒にワイドショー見よー!」



