【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「それじゃあ探しようがないわね...。もう手当たり次第にあたるしか」



当たって砕けろの精神で全ての場所に探しに行くしかない。



「今日の帰りにそうするよ。とりあえず交番に聞いてみてなかったら行った場所を巡ってみる」



正直、気が気じゃないから今すぐにでも探しに行きたいくらい。



こんな状態で授業になんて集中できない。



「無事見つかるといいわね....」



部活がなかったら静流はきっと一緒に探してくれると思う。



それくらい根は優しくて人想いの子だから。



私は申し訳なくなっちゃうから、断ってしまいそうな気がする。



それでも静流は一度決めたことは曲げないから一緒に探すことになると思うけど。