「高校生のあなたに色んなことを任せっきりにしているわね...」



「そんなこと気にしなくていいの。だってお母さん達が託したんじゃない、２人のことを」



両親に託されたのはまだ幼い２人の未来。



この子達のことを守ってくれと託された時から絶対に守ると決めて過ごしてきた。



「そうだけど...。時には私達にも甘えていいのよ。頼っていいんだからね。あなただって私達の大事な子なんだから」



「....分かってるよ。２人の優しさは誰より私が１番知ってるから」



どんな両親よりも素晴らしい両親だって胸を張って自慢できる。



でもね、私は高校生。



もう親に何でもかんでも甘えられる年齢じゃない。



下の子達に頼られても助けてあげられるような大人にならないといけない。