【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「俊輔、美百合おやすみ」



それだけ言って部屋の電気を消した。



鞄を持って足音を立てないように部屋を出た。



ここからが私1人のフリータイム。



と言っても2人が部屋で寝てるから私は大抵、リビングで過ごすんだけど。



勉強机は置いてあるけど、あんまりその机で勉強したことはないな。



2人が寝てるのに明かりをつけるのも悪いし、勉強してる音で起こしたら駄目だし。



今の時刻は21時。



この夜からが私の数少ない時間で自由な時間。



でもやることをやってたら深夜にはなってしまうから寝なきゃいけないんだけどね。



さて取り込むのを忘れていた洗濯物を取り込まないと。



夕方のうちにしておきたかったけど、今日は帰ってくるのが遅かったから忘れてた。