私の我慢ならばどんなことでもするんだけど、私だけではできない部分もある。
そうなると美百合や俊輔に我慢してもらう部分が出てくる。
だからこういう時に嫌になる。
私がもう1人いたらいいのにと何度思ったことか分からない。
2人に対して私1人なのが申し訳ない。
部屋に入るとササっと布団を敷いて2人を寝かす。
広くない部屋だから布団に3人が川の字で寝る。
たぶん今の年齢だとベッドで1人で寝るのも寂しいから。
相当眠たかった美百合は布団に入った途端、寝てしまった。
ごめんね、我慢させてたよね。
美百合の頭を撫でると嬉しそうな顔をした。
この子の笑顔が一生くもらないようにしないと。



