【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




私の我慢ならばどんなことでもするんだけど、私だけではできない部分もある。



そうなると美百合や俊輔に我慢してもらう部分が出てくる。



だからこういう時に嫌になる。



私がもう1人いたらいいのにと何度思ったことか分からない。



2人に対して私1人なのが申し訳ない。



部屋に入るとササっと布団を敷いて2人を寝かす。



広くない部屋だから布団に3人が川の字で寝る。



たぶん今の年齢だとベッドで1人で寝るのも寂しいから。



相当眠たかった美百合は布団に入った途端、寝てしまった。



ごめんね、我慢させてたよね。



美百合の頭を撫でると嬉しそうな顔をした。



この子の笑顔が一生くもらないようにしないと。